ロバート・ジョンソンの「crossroad blues」を訳してみました。
今回のは少し自信ありです。
十字路(言うまでもなく十字架)の中心に立って自身の運命を嘆く、
という詩です。発想が天才的ですよね。
最初聴いた時、彼は何かの病気だったのかなと思いました。病床で書いた詩、という感じがして。でも病気だったとかそういう話はきかないので違うのでしょう。コミカルだけど悲劇的な感じ、悲劇的だけどコミカルな感じが好きです。
※ボブ=ロバートの愛称。つまり、ボブ=彼自身
※ウィリー・ブラウン=ご存知の通りロバート・ジョンソンと交流があったブルースマン。
十字路に行き ひざまずいてたんだ
十字路に行き ひざまずいてさ
主に ”どうか、この哀れなボブ様をお助けください” ってお願いしたのさ
十字路に立って 車を拾おうとしたんだけど
手を挙げて車を拾おうとしたんだけど
誰一人気付いちゃくれない みんな通り過ぎて行くだけさ
十字路に立ってるんだけど
もう日が落ちてきた
十字路に立ってるんだけど
ああ もう日が落ちてきたじゃないか
なんかわかるんだ
この哀れなボブ様がこのまま地面に沈み込んでいくのがさ
いいか、今から言う事を ダチのウィリーブラウンに伝えてくれ
急いで、ダチのウィリーブラウンに伝えるんだ
”俺は十字路の憂鬱に取り憑かれちまった”ってな
ああ、とうとう体が地面に沈み始めてきた
俺は十字路に行った
東と西をキョロキョロしてる
俺は十字路に行った
東と西をキョロキョロしてさ
主よ、俺に優しい女なんていなかったじゃないか
なんてみじめなんだ